たんぱく質の立体構造 2020 3 29

 たんぱく質は、DNAという設計図から作られますが、
下記の図を見ると、
たんぱく質は、まるで麺のように細長いものと連想してしまいますが、
下記の図は、たんぱく質の一次構造のみを表示しています。
 実は、たんぱく質は、四次構造まであり、
四次構造となると、まるでトイレットペーパーを手で丸めたような形になります。
 しかし、このような立体構造を解明することが重要であり、
立体構造がわかれば、創薬につながるのです。
 よく「DNAがわかれば、すべてが解明される」という風潮がありますが、
私は、DNAよりも、たんぱく質の立体構造のほうが重要だと思っています。
 理化学研究所のホームページでは、このような記事があります。
多くの薬は、標的タンパク質に「鍵と鍵穴」のように結合し、
その働きを変化させることで作用します。
 タンパク質上の「鍵穴」に相当する部分の立体構造が分かると、
その形に合わせて薬を開発することができるため、
標的となるタンパク質の立体構造は、
薬を開発する上でとても重要な情報になります。
 タンパク質の立体構造を知るために広く用いられているのが、
タンパク質を結晶化し、
結晶にX線を照射する「X線結晶構造解析」と呼ばれる手法です。
(引用、以上)

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